SPD-SLペダル(PD-6620)のグリスアップ 自転車けんちゃん

大学サークルで自転車に魅せられて30年以上たちました。 いまだにロングライドと言えば日の出から日の入りまで 走っています。

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SPD-SLペダル(PD-6620)のグリスアップ

今日はシマノ SPD-SLペダル PD-6620 のオーバーホール(分解整備)です。
走行距離は1600kmです。
花粉の季節なのでメンテナンスネタばかりです・・
#2010/08/30追記
#SPDペダル(PD-M434,PD-M747 etc.)は同一構造です。

まずはペダルをペダルレンチで外します。
SPD-SLペダルは六角レンチの穴がありますが、
ペダルレンチを使用するようマニュアルに書かれています。
六角レンチではトルクが不足するのでしょう。
右側(ギアの付いているクランク側)は正ねじ、左側は逆ねじです。
SPD-SL-1.jpg

プラスチック製ロックボルトに専用工具(TL-PD40)を挿入します。
SPD-SL-2.jpg

専用工具は36mmスパナか大きめのモンキーレンチで回します。
左右で回す方向が異なります。
ロックボルトに刻印された「TIGHTEN→」の方向に回すと絞まります。
逆方向に回して緩めます。

#2010/08/14 追記
#下のように専用工具を万力に
#固定してペダルを手で回すと
#ロックボルトは簡単に外れます。
SPD-SL-10.jpg

ペダル軸アッセンブリを外したところです。
SPD-SL-4.jpg 

ペダル軸アッセンブリの拡大です。
比較的きれいです。
SPD-SL-5.jpg 

ペダルコーン調整工具(TL-PD63)です。
7mmと10mmのスパナがあれば代用できますが、
ナットが小さいためスパナだとナットが変形する
ことがあるので専用工具がお勧めです。
TL-PD63.jpg 

ナットを緩めて分解したら金属部品はディグリーザーで洗浄します。
プラスチック部品とゴムは布で汚れをふき取ります。
SPD-SL-6.jpg
上はペダル軸です。右から10mm位のところに玉受けがありますが、
組み立てやすくするための玉受けです。

下はプラスチック製ロックボルトです。

真ん中は、左から順に、シールド用ゴムリング、スペーサー玉受け、
ベアリング(12個)、円筒形玉受け、ベアリング(12個)、
玉押しナット(10mm)、ロックナット(7mm)

左側のベアリングはペダル軸と円筒形玉受けで、
右側のベアリングは円筒形玉受けと玉押しナットで支えています。
円筒形玉受けはプラスチック製ロックボルトに押されて
ペダル本体に挿入されると、ピッタリはまって動かないようになっています。
円筒形玉受けのみで全体が支えられており
スペーサー玉受けは直接ベアリングには接触しません。
組み立てやすくするための玉受けです。


玉あたり調整は
スルスルと抵抗無く回るのはだめです。
隙間ができてベアリングや玉受けがいびつに磨耗します。
ゴリゴリして抵抗があるのは締めすぎです。磨耗が早くなります。
軽くコリコリと反応はあるが抵抗が無い状態が最適です。
(反応が在るか無いか分からない状態ではなく、
コリコリの反応が明確な状態がお勧めです。
メーカ出荷時より少しきつめになりますがこの方が調整が簡単です。)

デュラエースグリスを十分に隙間に充填しながら組み立てます。
#ロックボルトとペダル軸の隙間にグリスを
#充填すると水やごみの浸入を防ぎます。
#ただし、なじむまで回転が悪くなるのでノーマルでは
#ロックボルトとペダル軸の隙間には充填されていません。
#ベアリング部分に充填するだけでも十分です。

実際には
ペダル軸に6mm六角ボルトを挿入固定し(ペダル軸を固定)、
外側のボックスレンチを万力に固定して(玉押しナットを固定)、
内側のボックスレンチを8mm六角レンチで回します(ロックナットを締める)。
ペダル軸と玉押しナットを固定している所がポイントです。
SPD-SL-7.jpg
ロックナットを締めると玉あたりが締める前よりきつくなるので
若干ゆるめた状態からスタートするとうまくいきます。

ロックナットをゆるめた状態で
ペダル軸に挿した6mm六角レンチの角度で玉あたりを決めて
(かすかにコリコリまたはスルスルの状態)
ロックナットを締めます。(この状態でコリコリであればOKです)

玉あたり調整が終わったら組み立てです。
組み立て時は、ねじ固着防止のため、
全てのねじ山にデュラエースグリスを忘れずに塗ってください。

ペダルとクランクの間にあるワッシャーにもグリスを塗ります。
SPD-SL-8.jpg 

ペダルをクランクに取り付けた後、
ロックボルト部分に上下に力を入れて動かないかどうか確認します。
上下にカクカク動くようであれば玉あたり調整がゆるすぎです。
逆にペダルを回してみてゴリゴリするようであれば、きつすぎです。 
SPD-SL-9.jpg 

調整のコツは以上ですがペダルはベアリングもナットも小さいので、
ハブより玉あたり調整が難しいです。
何度もやり直してみてください。
私もやり直しました・・

今日使用したもの
・ロックボルト専用工具(TL-PD40)
・36mmスパナ(ロックボルト専用工具に使用)
・ペダルコーン調整工具(TL-PD63)
・万力(ペダルコーン調整工具の固定用)
・8mm六角レンチ(ペダルコーン調整工具に使用)
・6mm六角レンチ(ペダル軸に使用)
・デュラエースグリス

ググるキーワード
・ペダル 外し方
・SPDペダル グリスアップ
・PD-6620 Assembly

[ 2009/03/25 00:00 ] メンテ - ペダル | TB(0) | CM(2)
左のペダルを踏むとコキッと音がして、オーバーホールの参考にさせていただきました。
[ 2011/09/21 02:49 ] [ 編集 ]
wc2-1024さん、

コメントありがとうございます。

一度も分解したことがない部分は最初はドキドキですが、
やってみると意外と簡単にできるものですよね。
[ 2011/09/23 17:53 ] [ 編集 ]
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プロフィール

けんちゃん

Author:けんちゃん
東京在住、和歌山生まれ
自称、和田峠ニスト
中華カーボンと手組みホイールでシクロクロス参戦中

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