自作ホイール - 通勤自転車メンテの沼 (第四章 再設計 24Hホイール36Hハブ スポーク長計算式 その1) 自転車けんちゃん

大学サークルで自転車に魅せられて30年以上たちました。 いまだにロングライドと言えば日の出から日の入りまで 走っています。

ホーム > メンテ - 手組みホイール > 自作ホイール - 通勤自転車メンテの沼 (第四章 再設計 24Hホイール36Hハブ スポーク長計算式 その1)

自作ホイール - 通勤自転車メンテの沼 (第四章 再設計 24Hホイール36Hハブ スポーク長計算式 その1)

結局リムをもう一度買うことになったのだが、
36Hのリムは入手できないことに気がついた。
うーむ困った。

自転車のパーツはロード勢力とママチャリ勢力の2つしかなく。
小径車はロード用のパーツしか入手できない。

インターネットで36Hのホイール在庫を問い合わせたところ、
36Hのハブの穴の2/3を使って24Hのホイールで組むと
選択肢が広がると教えてくれた。

ただし、この組み方をするとスポーク長の計算は
標準の計算式が使えなくなる。

ここでスポーク長計算式のおさらいをしておきます。
先の投稿で3平方の定理と記載しました。
下図の直方体の3辺A,B,Cの2乗和は、対角線の2乗に等しいので。
wheel24h_20160204-10.jpg
スポーク長=SQRT(A^2 + B^2 + C^2) - s/2
s/2はフランジのスポーク穴によるずれ補正。スポーク長は断面中心ではなく首の内側の断面外周から規定されている。フランジ穴の外周からの長さにするためs/2を引いている。


A,B,Cはそれぞれ下のように計算します。
 A(フランジ垂直線からフランジ穴までの長さ)
  =フランジ半径 × SIN( θ )
  =フランジ半径 × SIN( 2π(クロス数 / 片側のスポーク本数))

 B(フランジ穴からホイール穴までの高さ)
  =リム半径 - フランジ半径 × COS( θ )
  =リム半径 - フランジ半径 × COS( 2π(クロス数 / 片側のスポーク本数))

 C(フランジからハブ中心までの幅)

ここで、クロス数と呼ばれているものは、
θを計算する為にスポーク穴換算の位相ズレ量を求めている。
たとえば3クロスは3本分の位相ずれがある。

下の図は、24Hホイールと36Hリムで可能な組み方、片面の展開図です。
wheel24h_20160204-2.jpg
それぞれの位相ズレ量は、36H換算で
 5本組み:2.75クロス(位相ズレ量)
 6本組み:3.25クロス(位相ズレ量)
 8本組み:4.25クロス(位相ズレ量)
 9本組み:4.75クロス(位相ズレ量)
#2016/02/11この位相ズレ計算には落とし穴があることが判明。
#次回に解説する。

今回は前後とも6本組みを採用することにした。

こちらが再計算したスポークの長さ。
補正値は-1mmではなく-0.5mmを採用します。
wheel24h_20160204-14.jpg
Damon Rinard's free spoke length calculator
「SpocalcExpress」を使用しました。

CYCLETECH-IKDさんで親切に対応いただいたのでここでお礼申し上げます。
このお店は小径車の部品豊富で
リム、リムテープ、タイヤ、チューブ、スポークは
こちらのお店で購入することにしました。
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

けんちゃん

Author:けんちゃん
東京在住、和歌山生まれ
自称、和田峠ニスト
中華カーボンと手組みホイールでシクロクロス参戦中