ロード ブレーキ(BR-6600)のメンテナンス - ワイヤー交換 自転車けんちゃん

大学サークルで自転車に魅せられて30年以上たちました。 いまだにロングライドと言えば日の出から日の入りまで 走っています。

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ロード ブレーキ(BR-6600)のメンテナンス - ワイヤー交換

Ultegraブレーキ(BR-6600)のブレーキワイヤーの交換です。
ワイヤー交換は正直なところ苦手です・・
目分量ではなく毎回同じ調整になるよう
できるだけ数値で判定できるようにしてみました。
Brake_Maintenance_01.jpg
ブレーキのストローク調整ネジを時計回りにいっぱいまで回します。
この状態を基準としてワイヤーを調整することにします。
まず、ブレーキシューの間隔をノギスで測定します。
Brake_Maintenance_02.jpg 
リアブレーキ 前方24.1mm
リアブレーキ 後方24.5mm
フロントブレーキ 前方24.0mm
フロントブレーキ 後方24.2mm
ブレーキの中央で23.5~24.5mmとなるよう調整することにします。

下の表は23.6mmに調整した時のブレーキの調整範囲です。
ストローク調整ネジは1周当り4回のクリックがあります。
リム幅はULTEGRAで21mm、KSYRIUM SLで20.8mmです。
23.6mmに調整すると、ブレーキシューが約1.5mm磨耗しても
調整可能であることが分かります。

 ブレーキの幅
(中央で測定)

 クリック数説明 
 23.6

 0

 時計回りにいっぱいまで回した状態
 23.0

 4

 
 22.3

 8

 この位置で使用する
 21.6

 12

 
 20.8

 16

 リムと接触している状態
 20.3

 20

 
 19.6

 24

 
 19.0

 28

 ストローク調整ネジの調整限界

左の写真はストローク調整ネジを時計回りにいっぱいまで回した状態、
右の写真はストローク調整ネジの限界まで反時計回りに回した状態です。
Brake_Maintenance_01.jpg Brake_Maintenance_22.jpg

ワイヤーを固定しているボルトを緩めます。
Brake_Maintenance_06.jpg

タイコをラジオペンチで挟んで引っ張り出します。
Brake_Maintenance_07.jpg

ブレーキアウターの末端が結構錆びています。
この部分は水がたまりやすいみたいですね・・
Brake_Maintenance_19.jpg

ブレーキのストローク調整ネジを外して布で汚れを拭き取ります。
金属のアウターキャップはワッシャーで固定されているので
ドライバーなどでこじって外します。
Brake_Maintenance_05.jpg

アウターも交換するのでバーテープもはがします。
Brake_Maintenance_04.jpg

外したワイヤとブレーキアウターの長さを測っておきます。
フロント ワイヤー495mm
フロント アウター366mm
リア ワイアー1170mm
リア アウター(長い方)508mm
リア アウター(短い方)181mm

交換に使用する工具です。
上はシマノのケーブルカッター(TL-CT11)
インナー、アウターどちらも切れます。
ただし、インナーをアウターに挿入した状態で一緒に
切らないようにパッケージに書かれています。
性能いまいちですね・・・
下はSUNTOUREのインナー用ケーブルカッターです。
Brake_Maintenance_10.jpg
シマノのケーブルカッターは切れ味いまいちなので
アウター切断にしか使用していません。
工具を買うときのポイントですが、表面がメッキされた工具は
刃物としては表面の硬度が低く切れ味がいまいちになります。
黒染め(四酸化鉄皮膜)処理のものは焼入れされているので
非常に良く切れます。
ちなみに、SUNTOUREののケーブルカッターは20年使用していますが
今でもチョキーーンて感じで軽く切れます。
現在は販売されていないので入手できません。

交換用に用意したアウターはシマノSLR(M-SYSTEM)です。
メーター売りで安く売っています。
Brake_Maintenance_23.jpg
シマノのアウターはノーブランドの物よりかなり硬めですが
耐久性が高いです。
ノーブランドの物は安いプラスチックを使用しているので
紫外線による経年劣化が早いです。
ちなみに、高級自転車はメーカー出荷時には通常ノーブランドです・・

アウターキャップです。
左はノーブランド右はシマノ(SP50アウターキャップ6φ)です。
Brake_Maintenance_09.jpg
真ん中の穴をよく観察すると、シマノのアウターキャップは
穴の部分がテーパー加工されていて
摩擦が小さくなるように工夫されています。

アウターのフレームにあたる側にはめて使用します。
使用する場所はこの2箇所です。
Brake_Maintenance_24.jpg Brake_Maintenance_25.jpg

交換用のワイヤーです。
Road、MTBどちらでも使用できます。
インナーワイヤーは現物合わせするので
不要な方のタイコをチョキーンと切ってください。
Brake_Maintenance_03.jpg
チョキーーンと・・・
あれ?なんで必要な方を切っているんだ俺ぇぇええ!!
Brake_Maintenance_08.jpg
こんな時は外したリアケーブルをフロント側に再利用してください・・・
前にもこんなことやったような・・・

新品のアウターをシマノのケーブルカッターで切断します。
長さは外したアウターと同じ長さにします。

断面が凸凹ですのでグラインダーやヤスリで平らにします。
Brake_Maintenance_12.jpg Brake_Maintenance_13.jpg

左がワイヤーカッターで切断した直後、右がヤスリで平らにしたもの。
Brake_Maintenance_11.jpg Brake_Maintenance_14.jpg
断面にはさび止めのためにデュラエースグリスなどを塗っておきます。

ワイヤーを挿入する前に、ワイヤー用のグリス
Special Grease SIS-SP41を塗っておきます。
Brake_Maintenance_15.jpg
インナー・アウター・ケーブルセットを購入すると最初から塗られています。

ブレーキレバーにワイヤーを通します。
通りにくい場合は、写真のようにワイヤーの先端を
曲げると簡単に通ります。
Brake_Maintenance_16.jpg Brake_Maintenance_17.jpg

ワイヤーが通ったらアウターを通して
最初に決めた23.5~24.5mmブレーキ幅になるように
ワイヤーを調整してボルトをしめます。

この状態でホイールをはめて初期伸びを取るためにブレーキを強く握ります。
この後、もう一度ワイヤーを調整します。

この初期伸ばし作業は、ワイヤーを伸ばすわけではなくアウターの
ハメあわせがゆるいところをしっかりハメるために行うようです。
自転車で使用する前に実験してみましたが、
1.7mのブレーキワイヤーをアウターに通してインナーワイヤープライヤー
で思いっきり伸ばしても0.5mmも伸びません。

ワイヤーの調整が終わったら
アウターをビニールテープでハンドルに固定します。
Brake_Maintenance_18.jpg 

20mm程度ワイヤーを残してカットした後、
Brake_Maintenance_20.jpg
インナーエンドキャップ
を被せてペンチで潰し固定します。
Brake_Maintenance_21.jpg

マニアな人はワイヤーの末端がバラバラにならないようハンダ付けします。
ステンレス用のフラックス入りペーストハンダを使用すると付けやすいです。

シフトワイヤーも交換したいのですが納得のいく手順が思いつかないので
また今度にします。

今日使用したもの
・アウターワイヤー(シマノ M SYSTEM Brake Outer Casing)
・インナーワイヤー(シマノ Brake Cable Double-End)
・Special Grease SIS-SP41
・グリス(アウターの末端さび止め用)
・ワイヤーカッター
・六角レンチ
・ヤスリ、(グラインダー)
・ノギス
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プロフィール

けんちゃん

Author:けんちゃん
東京在住、和歌山生まれ
自称、和田峠ニスト
中華カーボンと手組みホイールでシクロクロス参戦中